お金

サラリーマン5年目が『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』を読んでみた

はい、ぽんずです。

最近家の購入を考えてみたときに、まず我が家の家計を見直してみています。無駄遣いや不要な固定費などなど、見直してみると意外とぽろぽろみつかるものです。

しかし、節約と同じくらい出来ていなかったこととして「税金の勉強」があります。

毎年、年末調整だとか保険料の通知など自分の税金に向き合うチャンスは数多くありました。しかし、いまだに人に説明ができるほどは腹落ちしてはおらず、中途半端な知識となっていました。

ということで、初心者にもわかりやすい税金の勉強本を探していた時に、今回の本を見つけました。

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』というタイトルの通り、税金の基礎知識がほとんどない初学者に向けて分かりやすい説明をされている本です。

タイトルにはフリーランスというキーワードがありますが、会社で働くサラリーマンも読むべき本だと思ったので、紹介させていただきますね。

初心者にはわかりやすい漫画と解説

いわゆる税金に関する本って「小難しい内容で読みにくい」とか「専門用語が満載で最後まで読めない」って 思ってませんか。

私も本で勉強しようと思ったものの、本屋さんでぱらっと見たときに最後まで読み切れる気がしませんでした。

しかし、この本は「読みやすい」という最高のイチオシポイントがあります。

イケメン税理士の大河内薫さんと美人漫画家の若林杏樹先生のお二人で執筆されている本作ですが、税金の知識が浅い初心者向けたわかりやすい表現で書かれています。

本の内容もフリーランスになった杏樹さんが税金に関する疑問や不安を大河内さんが優しく回答いていくストーリー仕立てになっていて面白いです。

フリーランスだけでなく、新人会社員にもオススメ

この本は税金に対する漠然とした不安を持つフリーランスの方に向けた本です。

フリーで働く上では避けられない確定申告のやり方もわかりやすく解説されているので、この本をもとに準備すればバッチリ対策できると思います。

しかし、この本はフリーランスだけでなく会社で働くサラリーマンにも読んでもらいたいです。

特に税金のことを勉強する機会が少ないであろう新人会社員には入門書としてオススメです。

オススメの理由① 税金は学校では教えてくれない

税金というのは生きていく上では避けられない支出です。

それなのに、税金について勉強をする機会は大人になるまでありません。

大人になっても自発的に情報を集めなければ、正確な知識というのは身に着けることができません。

本作のなかで、大河内さんも以下のように言っています。

学校は税金のことを教えてくれないっっ

税金を義務教育にっ

実際に働き始めるとわかりますが、思ってる以上に納める税金というのは多いものです。

学校が教えてくれないなら、自分自身で知識を身に着けるしかありません。

その第一ステップとして分かりやすい本から読んでみるのはいかがでしょう。

オススメの理由② 会社員でもできる節税テクニック

税金に関する知識がないまま働き続けるというのは、勿体ないです。

もしかしたら、その税金を節税という形で削減できるかもしれないからです。

この本の中でも「ふるさと納税」や「iDeCo」といった会社員でも利用できる制度が紹介されています。

ふるさと納税は最近ニュースになって話題になったため知っている人も多いかもしれませんね。

自分の住んでいる地域以外の自治体に対して納税を行うことで、地域の名産品などを

返礼品という形で実質2,000円の支払いで受け取ることが出来る制度です。

私も2016年から活用していて、タオルやお肉などをもらうことが出来ました。

iDeCoは自分自身で運用する個人の年金制度です。

資産運用で得た利益に対しては税金がかからず、掛金はすべて控除対象になるという節税効果の高い制度です。

私は会社で企業型の個人年金制度に加入しているため、iDeCoを契約することはできませんでした。

将来もらえる年金が少なくなるという老後の不安を抱えている方はぜひ検討してみてください。

オススメの理由③ 新しい働き方の可能性を考えるきっかけ

会社に雇われるサラリーマンという働き方が以前までは一般的でしたが、現在は様々な働き方が増えています。

フリーランスとして、会社に属さず個人事業主として生計を立てることもできれば、サラリーマンとフリーランスをミックスさせたような働き方をされる人もいます。

この本の主役の杏樹さんもフリーの漫画家さんですが、以前は大学職員として働買えれていたそうです。

そんな風に考えると、今は会社に雇われている人も将来的には独立してフリーランスとして働く可能性もあるはずです。

今は社会的にも副業や複業を推奨する流れがありますし、一つの会社でサラリーマン人生を全うすることも少なくなっているような気がします。

私も一つの会社で働き続けるよう確固たる意志はなく、柔軟に働き方を変えることには憧れがあります。

しかし、フリーランスとして働き始めたいと思ったときには、必ず税金の制度とは向き合う必要があります。

もし税金に対する不安がフリーランスへの道を阻む障害の一つになるのであれば、勉強をすることで取り除くことが可能です。

この本は、税金の制度に対する漠然とした不安を取り除くのにはぴったりの一冊だと思います。

 知らないと損をする「税金」は必須の教養

税金というのは自分たちの生活を支えるために支払っているものです。

自分たちが病気になったとき、病院で治療をしてくれた時にも3割負担で済んでいるのは税金のおかげです。

同じように事故にあって障害を抱えるようになったときに給付してもらえるお金も税金で賄われています。

そんな風に恩恵を日常で享受しながらも、税金の仕組みについて私はびっくりするくらい無知でした。

毎月の給与明細を見ては、「税金高いなー」と不満を漏らすぐらいで、その納税額がどういう計算で算出されているかは理解できていませんでした。

しかし一方で、税金の知識を持つ人は自分にとってメリットのある制度を上手に利用しています。

同じように義務教育を受けて、高校あるいは大学までの学校教育を通じて社会で働いているという境遇は同じです。それでも税金に関しては自分で行動を起こしているかどうかで大きな違いが生まれます。

知らないことで損をしない。

社会で生きていくうえでは税金の知識は必須の教養だと、私はこの本を読んで感じました。

税金のことよくわからないという人や、家計の節約をしたい人。

サラリーマンとして働く人に、フリーランスとして働く人。

この本は、読む人を選ばない素敵な「税金解説漫画」です。

税金の勉強と思うと気が重いかもしれませんが、ちょっと漫画を読む気分で税金のことを知れると思うとお得じゃありませんか?

気になった方はぜひお手にとって読んでみてくださいね。